Java スレッド処理でsynchronizedを利用する場合の注意(マルチスレッド)

Javaで同期処理を実装する場合、メソッドにsynchronized修飾子をつけて、複数スレッドからの呼び出しを抑止することができます。つまり、2つのスレッドが同時にメソッドを呼び出した場合、先に呼び出したスレッドの処理が優先され、後から呼び出したスレッドは先行するスレッドが終了するまで待たされることになります。

しかし、これには少し注意しなきゃいけないことがあります。それは、「synchronizedメソッドは、そのメソッドが属するインスタンスが複数ある(マルチスレッド)場合は機能しないということです。」

では、マルチスレッドで同期処理を実装するには、どうしたらいいのかというと、下記のようにグローバルに参照可能なロック用オブジェクトを作成して、排他制御をする実装方法があります。

このような実装であれば、Globalクラスのlockというクラス変数のロックがとれない限り、そのスレッドの処理は待たされることになり、複数スレッドによる同期処理を実装することができます。

単に、「なんでもsynchronizedを付ければいいんでしょ?」で実装していた自分が恥ずかしい。。。
(´;д;`)