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【WebSphere Application Server】ログを英語で出力する

WASで製品サポートに問い合わせをするとき、問い合わせ先は英語圏なので、ログは英語で出力されている方が、いろいろとスムーズです。エラーコードとかから分かるような気がしますが、なんとなくサポートの対応もよくなる気がして、いつも英語で送っています。

WASのログの言語は、起動ユーザの環境変数LANGで決まります。例えば、以下の環境変数であれば、日本語で出力されます。

WASは起動時に<WAS_PROFILE_ROOT>/profiles/<profile_name>/bin/ setupCmdLine.shというスクリプトを実行して、初期化処理を行っています。その中で、環境変数LANGが設定されてなければ、LANG=Cがexportされて、英語で出力されます。

でも、LANGを変更すると、他のものにも影響がでてしまうので、 setupCmdLine.sh の末尾に以下の一行を追加して、WASを再起動すれば、LANGを変更せずに、ログ出力を英語にできます。

なお、これはWindowsでは使えない方法なので、ご注意を 。
(ーoー)y~~~ 


【WebSphere Application Server】アプリケーションの起動が遅い場合の対処法

WebSphereにデプロイしたアプリケーションの起動が異常に遅い場合に有効な手段があったのでメモ。

WASではCDI( Contexts and Dependency Injection )がデフォルトで有効になっています。もし、デプロイしているアプリケーションでCDIを利用していない場合にはこの方法で起動速度がかなり早くなりました。私の場合、20分から2分くらいになりました。CDIの説明はこちら→ https://blogs.oracle.com/wlc/contexts-and-dependency-injectioncdi

WASでCDIが有効になっていると、アプリケーションの起動時にアサーションをスキャンするので、オーバヘッドが増加します。以下がCDIを無効化する手順です。

STEP① WAS管理コンソールにログイン

WASの管理コンソールにログインします。URLは「 https://hostname:port/ibm/console」です。

STEP② JVMカスタムプロパティの設定画面を開く

管理コンソールで以下の画面を開きます。
「サーバー」> 「サーバー・タイプ」>「WebSphere Application Server」>「server_name」>「サーバー・インフラストラクチャー」>「Java およびプロセス管理」 >「プロセス定義」>「Java 仮想マシン」>「カスタム・プロパティー」

STEP③ CDIを無効化するカスタムプロパティを追加する

以下のカスタムプロパティを追加します。設定したら、保存→再起動します。

NameValue
1 com.ibm.ws.cdi.enableImplicitBeanArchives false
2 com.ibm.ws.cdi.enableCDIfalse

あくまで、アプリケーションでCDIを使ってない場合です。上記のカスタムプロパティはデフォルトはtrueなので、CDIを使っている場合はこの方法は使えません。 (ーoー)y~~


【WebSphere Application Server】強制的にセキュリティを無効にする

WebSphere Application Serverでセキュリティを有効にしている場合、管理コンソールにアクセスできなくなってしまうことがあります。 例えば、「WASのセキュリティ設定を間違えてしまった」、「LDAPサーバと接続できなくなってしまった」、「パスワードを忘れてしまった」などなど。特に、WASの仕組みをよくわかっていない状態で、いろいろ設定をいじくると陥りがちです。(実体験)

そんなとき、構築したてであればプロファイルを再作成すればよいのですが、セキュリティを強制的に無効化する方法があります。

手順① security.xmlを見つける

以下のパスにセキュリティ設定が記述されたXMLがあります。
{WAS_install_directory}/profiles/{profile_name}/config/cells/{cell_name}/security.xml

※パスは環境によって読み替えてください。

手順② security.xmlのバックアップを取得する

security.xmlのバックアップを取得します。IBMはこのファイルを直接編集することをおすすめしてはいないようので。

手順③ security.xmlを編集する

セキュリティが有効になっている場合には、「enable=”true”」となっているので、ここを「enable=”false”」に書き換えます。(以下図の太字部分参照)

<security:Security xmi:version=”2.0″ xmlns:xmi=”http://www.omg.org/XMI&quot;
xmlns:orb.securityprotocol=”http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/orb.securityprotocol…; xmlns:security=”http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/security.xmi&quot; xmi:id=”Security_1″ useLocalSecurityServer=”true” useDomainQualifiedUserNames=”false” enabled=”true” cacheTimeout=”600″ issuePermissionWarning=”true” activeProtocol=”BOTH” enforceJava2Security=”false” enforceFineGrainedJCASecurity=”false” activeAuthMechanism=”SWAMAuthentication_1″ activeUserRegistry=”LocalOSUserRegistry” defaultSSLSettings=”SSLConfig_1″>
<authMechanisms xmi:type=”security:SWAMAuthentication” xmi:id=”SWAMAuthentication_1″ OID=”No OID for this mechanism” authContextImplClass=”com.ibm.ISecurityLocalObjectGSSUPImpl.WSSecurityContext” authConfig=”system.SWAM” simpleAuthConfig=”system.SWAM” authValidationConfig=”system.SWAM”/>

手順④ WASを再起動する

WASを再起動することで設定が反映されますので、再起動します。ただし、停止時にID/PWを問われるので、停止できません。しょうがないのでプロセスをkillします。

これでセキュリティが無効化されて、管理コンソールにログインできるようになります。

ちなみに、こんな荒っぽい手順ではなく、wsadmin.shを使ってやる方法がWAS小ワザ集紹介されています( https://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was_tips/23.html )が、私はこの方法だと上手くいかなかったので、ファイルを直接編集やり方で実施しました。