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IBM WebSphere Application Server V9.x Developer Tools がインストールできない【対応策】

EclipseでWASの操作やWASアプリの実装を楽にするプラグイン「IBM WebSphere Application Server V9.x Developer Tools」の存在を知り、インストールを試みたが、エラーが出てしまった。。。

プラグインの公式サイト
https://marketplace.eclipse.org/content/ibm-websphere-application-server-v9x-developer-tools

公式で案内されていたインストール作業は至ってシンプルで以下の通り。
① Eclipseで[ヘルプ] > [Eclipseマーケットプレイス] を起動。
②検索ボックスで 「IBM WebSphere Application Server V9.x Developer Tools」 を検索してインストール

でもこんなエラー↓がでてしまう。。。

No repository found at https: public.dhe.ibm.com/install_not_applicable_for_this_version_of_eclipse

【対応策】

どうやらマーケットプレイスからのインストールはサポートされなくなってしまったようなので手動でインストールします。

① 以下のサイトからお目当てのパッケージをダウンロードします。
https://public.dhe.ibm.com/ibmdl/export/pub/software/websphere/wasdev/downloads/wdt/
ここには過去のバージョンもあります。

https://public.dhe.ibm.com/ibmdl/export/pub/software/websphere/wasdev/downloads/wdt/2021-09/

② Eclipseを起動して、[ヘルプ] > [新規ソフトウェアのインストール]を選択する。

③ 使用可能なソフトウェアのダイアログで追加ボタンを押下する

④ リポジトリーの追加ダイアログからアーカイブを押下する。

⑤ ファイル選択のダイアログが開くので、①でダウンロードしたファイルを選択する。ロケーションにパスがセットされるので、名前は任意の値をセットして追加を押下する。

⑥ 必要な機能にチェックを入れて、次へを押下する。

⑦ 次へを押下する。

⑧ ライセンスに同意して次へを押下する。

⑧ 証明書を選択して、選択を受け入れるを押下する。

このあと、再起動を促されるので再起動してインストール完了です。

なお、マーケットプレイスからインストールできない件は、プラグインの公式ページでもこんな感じでクレーム出てますね。

IBMのものはこんな感じリリースされたものがサポートされない印象があります。改善してほしい。( *´ノд`)コショショ


【WebSphere Application Server】soap.client.props のパスワードを復号する

Websphereにおいて、wsadminやWASの停止時にパスワード入力を求められますが、soap.client.propsファイルに事前に認証情報を記載しておくことで、パスワード入力を省略することができます。

ファイルパス:<WAS_ROOT>/profiles/<プロファイル名>/properties/soap.client.props 

入力したらPropFilePasswordEncoder.shを実行することで暗号化することも可能です。

詳しくはこちらに書かれています。
管理セキュリティーを有効にしている環境で管理コマンドやwsadmin実行時のパスワード入力を省略する方法

ただし、これを利用してパスワードを入力する機会がなくなり、数年後忘れてしまうということがありました。

そんなときは、以下のサイトでパスワードを復号できます。

http://www.sysman.nl/wasdecoder/

https://strelitzia.net/wasXORdecoder/wasXORdecoder.html

http://www.poweredbywebsphere.com/decoder.html

非公式なので実施は自己責任ですが、私は問題なく復号できました(WAS 9.0.5.6で実施)。繰り返しますが、非公式なので自己責任かつ最後の手段ですね。


【WebSphere Application Server】ログを英語で出力する

WASで製品サポートに問い合わせをするとき、問い合わせ先は英語圏なので、ログは英語で出力されている方が、いろいろとスムーズです。エラーコードとかから分かるような気がしますが、なんとなくサポートの対応もよくなる気がして、いつも英語で送っています。

WASのログの言語は、起動ユーザの環境変数LANGで決まります。例えば、以下の環境変数であれば、日本語で出力されます。

WASは起動時に<WAS_PROFILE_ROOT>/profiles/<profile_name>/bin/ setupCmdLine.shというスクリプトを実行して、初期化処理を行っています。その中で、環境変数LANGが設定されてなければ、LANG=Cがexportされて、英語で出力されます。

でも、LANGを変更すると、他のものにも影響がでてしまうので、 setupCmdLine.sh の末尾に以下の一行を追加して、WASを再起動すれば、LANGを変更せずに、ログ出力を英語にできます。

なお、これはWindowsでは使えない方法なので、ご注意を 。
(ーoー)y~~~